千秋病院は1984年、「この地に病院を」と願った地域の方の熱い想いとたくさんの協力を得て開院いたしました。1病棟48床から始まった病院は、2013年に6病棟294床にまで拡充し、現在に至っています。開院当時に植えられた桜やけやきの木が大きく育ち、豊かな自然に囲まれています。春には満開の桜、夏は活き活きとした木々の緑、秋にはその葉がきれいに紅葉し、冬には南天の赤い実が健気に色を染め、四季折々の季節感を味わえます。
私たち看護部は、「その人らしさ ~つながる想い・つなげる看護~」を理念として、日々患者さんと向き合っています。患者さん一人ひとりが歩んできた人生を捉え、「入院中だから‥」と諦めてしまっている想いを「入院中だけど何とかしよう!」とみんなで協力し、形に結びつけています。「患者さんのために」と想いを巡らせることが、その人らしい看護への第一歩です。これからの人生をより豊かにその人らしく過ごせるよう看護の力で支えたいと思っています。
そのためには、何よりも看護師である私たち一人ひとりが「自分らしく」成長することが大切です。笑顔をたやさないあなたも、ちょっとあわてん坊なあなたも、多様な部署がある千秋病院だからこそ、あなたらしく成長していけます。時には自信をなくし、看護師に向いているのか不安になることもあるかと思います。でも、あなたが看護師に相応しいかを本当の意味で評価するのは患者さんです。私たちは、あなたが自分らしく輝き、患者さんから認められる看護師として花開けるようサポートしていきます。
最後に私が大切にしていることをお伝えします。
「三つのわ」
一つ目は「話」 人と話をすることの大切さです。患者さん、ご家族、患者さんに関わる専門職など、たくさん人と話をする中で想いをつなぎ、つむぐことを大切にしています。
二つ目は「輪」 人とのつながりの大切さです。看護は一人ではできません。患者さんがいるからこそ看護ができます。人と人のつながりにより輪ができるよとを大切にしています。
三つ目は「和」 和める場所の大切さです。和める場は心を穏やかにしてくれます。それが相手を気づかえる思いにつながり、あなたのまわりが自然と笑顔で満たされていく。そんな場所を大切にしています。
看護の力は無限大です。患者さん、ご家族の笑顔があふれる病院をめざしていきます。